IPO,PO関係
ユーザーローカル(3984):プライムの上場維持基準を安定的に満たすために売出しを実施
ユーザーローカル(3984)が売出しを公表しましたので、概要を解説します
案件概要
- 売出株式数:150万株(オーバーアロットメントによる売出しを含む)、発行済株式の9.3%相当、出来高の7日分に相当
- 規模:31億円(8/31終値2,094円基準)
- 条件決定日(最短):9/11(月)、受渡期日(最短):9/19(火)
- 売出人は社長
- 仮条件ディスカウントレンジは3.5〜5.5%(プライム銘柄だと3-5%の案件が多い。若干ではあるが投資家に配慮した条件設定に見える)
- 売出しを実施する目的は、プライム上場基準である流通株時価総額100億円以上を安定的に維持するためだ
- 現在当社の時価総額は337億円。ただ特定株の比率が7割程もあるため、株価が下がると流通株時価総額基準に抵触する恐れがあった
- 今回の売出相当額はそのまま流通株時価総額に加算される
- 現状の社長の持分は46.9%。仮に、オーバーアロットメントにかかる貸株人が社長だった場合、今回の売出しにより持分が最大で37.6%に低下することになる
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