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IPO,PO関係

極洋(1301):グローバル展開推進のために公募増資(PO)を実施

株式会社DMM.com証券

2/26に条件決定

  • 募集価格:3,380円(ディスカウント3%)
  • 払込価額:3,240.6円(引受手数料4%)
  • 公表から条件決定日まで株価は、13.5%下落(同期間TOPIXは2.4%上昇)
なぜ増資か?の考察
  • 当社は、売上高の拡大に伴い、営業CFの赤字が続いていた。かかる状況下、今期より海外製造拠点への投資を強化した結果、有利子負債が大きく増加
  • 今後、継続的に成長投資を実施していくためには、このタイミングで財務基盤の強化が必要と判断し、公募増資に踏み切ったと考えられる
    • なお、資金使途は、借入金の返済資金となっている(海外拠点の設備投資資金に関連した借入金の返済資金)
    • 借入金でいいのでは?という指摘に対しては、まだまだ成長投資が続くので増資による財務基盤の強化が必要であるというロジック
なぜこのタイミングか?の考察
  • 今年度は中計の最終年度。来年4月よりスタートする新中計では、おそらく「グローバル展開の推進」、「積極投資の継続」がメインテーマになると予想される
  • 新中計を公表し、市場に浸透させた後に公募増資を実施するのが投資家にとっては納得感のあるプロセスだ(しかも株価はPBR1倍割れのため株主に対して納得感はのある説明が必要だ)
  • 一方、発行会社の視点にたつと、足元当社株価は堅調に推移しており、市場環境も極めて良好(=増資しやすい環境)
  • 半年後に市場がどうなっているのかわからない。予め増資した方が、新中計の成長投資戦略において財務の柔軟性をもたせることが可能と考えたと推察する

現行中計の最終年度の今期に「海外でつくり、海外で売る」に方針転換

  • 今回の公募増資の資金使途は、海外の生産拠点への設備投資資金となっている
    • 具体的には、以下のスライトにある米国とベトナムの製造拠点への設備投資資金に充当される(厳密にはすでに支払った借入金の返済に充当)

増資の資金使途:厳密には借入返済資金となっている

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