TOPIX +0.51% MYPF +0.5% TOPIXと同等のパフォーマンス
- 昨日のトヨタの好決算を受け、本日も朝方は自動車関連銘柄が堅調なスタート。ところが10時頃から利益確定に売られて失速
- 本日はマザーズ銘柄やサービス業が強かった(直近下げがきつかったため、自立反発)
- また、半導体関連株は底堅さが目立った。朝方にクアルコムが決算を発表したが、市場予想を上回る内容だったことに加え、10-12月はスマホ需要が底打ちすることが示唆された。年末から来年にかけて半導体需要が回復する期待感が徐々に株価に反映されつつある
- 昨日決算で大きく売られたアドバンテスト(6857)、ソシオネクスト(6526)だったが、本日の株価は大きく反発
- 自動車部品のスミダ(6817)が続落していることに鑑みると、半導体関連銘柄の強さが改めて浮き彫りになったといえる
- デクセリアルズ(4980)も、昨日の決算を受けて18%高となっている(詳細は後述)
- 全てを網羅しているわけではないが、今回の決算シリーズでは食品と半導体関連の強さが目立っている印象だ。前者は価格転嫁が利益増に直結していることを好感、後者は来年以降の業績大幅回復期待を好感している
- それに対し、自動車部品関連銘柄はそれほど悪くない決算でも市場はネガティブに反応しやすい印象だ。その理由はデクセリアルズの決算にヒントがあると感じた(詳細は後述)
FCC(7296)の2Q決算は悪くないが。。
- 本日、MYPFのコア銘柄の一つであるFCCが2Q決算を発表した
- 上期業績は期初計画を上回った。それを踏まえ、通期の業績を上方修正している。ただし、上方修正幅が上期の上振れ分に限っているため、上期に業績がピークアウトし、下期は利益のモメンタムは低下するの?と市場は懸念する可能性がある
- 今回の決算シリーズでは、下期以降の業績の伸びが期待できない、又は、コンセンサスを上回る決算ではなかった場合、株価が理不尽に売られる事例が多くなっている。従って、FCCの株価も来週は警戒が必要だ
- FCCは、決算説明会資料が公表され次第、改めて分析する予定(決算短信から説明会資料公表まで1週間程度のタイムラグがある)
デクセリアルズ(4980)は決算発表後に急騰。PC・スマホの底打ちを示唆?
- 昨日、当社は2Q決算を発表した。上期実績はコンセンサスを上回ったが、通期予想は据え置いた。自動車部品セクターの場合、このパターンでは株価が下落することが多い
- しかしながら、当社の株価は18%も急騰した。半導体関連銘柄の強さが再認識された
- 当社の見通しではスマホ・PCが下期底打ちする一方で、好調だった自動車は横ばい見通しに下方修正されている。実際、自動車関連銘柄の決算発表後の株価は冴えない事例が散見される
- 連休明けも決算発表が続くが、自動車関連銘柄には警戒が必要かもしれない。一方、デクセリの決算発表の内容を踏まえると、PC・スマホ関連銘柄は業績底打ち期待感から株価が堅調に推移すると期待したい