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個別銘柄投資戦略 投資日記

投資日記 9/11 (PO実施中のNSDとJFEのトレード/不動産株と長期金利の関係は?)

株式会社DMM.com証券

TOPIX 0.06%、MYPF ➖1.1% コメ兵のマイナスの影響が大きい1日となった

  • 週末の読売新聞の植田総裁の記事を受けて、マイナス金利の早期解除観測が浮上。その影響で、銀行・保険が上昇、不動産・マザーズ等のグロース銘柄が下落。原油高のトレンド継続で原油関連も強かった
  • インバウンド関連は、髙島屋を除き百貨店が高い(特にH2O)、一方、マツキヨ・寿スピリッツ・OLCは軟調。鉄道関連も総じて弱かった。しかしながらコメ兵が突出して安かった(➖7.2%)
    • コメ兵は5,400円を割り込んだため、とうとう含み損に転落してしまった。バリエーション的に5,700円以下(今期予想PER x13以下)は買いスタンスで臨みたい。よって本日@5,450円で買い増しも行った
    • なお、インバウンド&タイガース効果で上昇していたH2Oリテイリングは、利益確定のため全量売却した。コメ兵買い増しの余力を残しておくためだ(H2Oのヘッジとして少量ショートしていたJフロントリテイリングも手仕舞った)
  • ライフドリンクも軟調に推移した。好業績銘柄であるため、3,845円で買い増し。3,800円を下回るようでれあれば再度買い増しを検討したい
  • 本日は、鉄道株に比べて不動産株が極端に売られた印象を持ったため、JR東・阪急阪神HDを一部利確して不動産株と銀行株にシフトした
  • 以上の取引を行った結果、銀行&不動産に偏ったPFとなりつつある

POイベントに関連したトレード:NSDは買い増し、JFEはショート(日鐵ロングのペアトレード)

  • NSDは本日が売出の受渡期日だった。株価は公表日から本日まで10.9%下落。株価は2,465円で売出価格2,459円をかろうじて上回る水準だ。また、本日の出来高は283万株と大商いだった(売出株数455万株の62%に相当)。明日から43万株の自社株買いがスタートすることもあり、底打ちが期待できると判断し、本日買い増した
  • JFEは本日プライシングだった。先日説明した通り、明日CBのヘッジ売りがある?という仮説のもと、本日もJFEショート・日鐵ロングのポジションを増やした。しかしながら、本日はJFE➕1.68%、日鐵➖0.06%と股裂きになっており、苦しい展開だ。明日の株価を踏まえ、早々に手仕舞いたいと考えている

不動産株の下げは一過性?長期金利が落ち着けば反転する可能性

  • 長期金利上昇=メガバンク買い・不動産売りのイメージが強い。実際に初期的な反応はいつもそのようになるが、実際の持続性はどうなのだろうか?
  • 昨年12月以降、日銀の金融緩和政策が変更される毎に長期金利は上昇してきた。
  • 実際に長期金利が急騰したタイミングは22年12月と23年7月の2度あった(いずれも日銀のYCC修正のタイミング)
  • いずれのタイミングも不動産株の初期反応は下落だ。しかしながら、長期金利の上値目処がたった段階で底打ちし、上昇に転じている
  • 実質金利の居所が見えてきたタイミングで不動産株は買いで反応していると思われる
  • 今回の報道を受けて、長期金利は0.65%→0.704%に上昇した。本日時点で長期金利の落ち着きどころを探っている段階であり、どこまで上昇するのかは読みにくい。しかしながら、足元の日本経済の潜在成長力に鑑みると、日銀が実質金利が急騰するような金融政策に舵を切るとは考えにくい。早番長期金利の落ち着きどころが見えてくるのではないだろうか(1%まで急騰するとは想定しづらい)
  • 今回の報道は、円安の流れを牽制する政治的な意図もあったのでは?と勘繰ってしまう
  • 従って、筆者としては、銀行株と不動産株は双方買い持ちしておけばいいと現時点では考えている。押し目が続くようであれば、少しずつ買い増しを進めていきたい

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