TOPIX +1.37% MYPF+3.9% 本日ほぼオールグリーンで久々の含み益大幅プラス
- 昨晩の米国株式市場は弱かったが、引け後のアマゾン・インテルの決算を受けて、日本株は底堅い展開となった
- 業種別では、最近売られていた海運が上昇率トップ、原油や非鉄金属・鉄鋼など素材産業も強かった。日銀の金融政策への思惑?から銀行が強かった一方、相対的に不動産は弱かった(特に前場)
野村不動産(3231):決算で売られる
- 昨晩100株だけPTSでエントリーした野村不動産。決算発表を受けた本日の株価は大きく下落した
- 見た目は増収増益でコンセンサスより上だ。下げた理由は、海外(ベトナム)事業が想定より悪く、前期比で減益となり、赤字に転落したことが嫌気されたと考えられる。減益分は、国内の物件売却収入でカバーしている
- ベトナムの失速が一過性のものなのかどうかがよくわからない。海外では住宅ローン金利が上昇しており、成長著しい東南アジアとはいえ、需要のモメンタムが減退する可能性があるのかもしれない
- ただ、短期的には反発期待できそうと判断したため、本日買い増した
KOKUSAI(6525)強い!けどSCREEN(7735)も割安?
- 個別ではKOKUSAI(6525)が続伸。元々調整後PERx21あたりで公開価格を決定したと思われるが、本日の株価は2,664円(調整後PERx24.4)と絶好調だ。日本を代表する半導体製造装置銘柄(レーザーテック・ディスコ・TEL・アドバンテスト)は軒並みPEx30超だ。そこまで評価されるのかはわからないが、少なくともPEx25程度(2,730円)までは上昇しそうな雰囲気だ。よって本日買い増した
エンプラス(6961)通期業績を下方修正
- 引け後にエンプラスの2Q決算発表があった。1Q決算発表後に株価が急騰したため、今回の決算を注目していた
- 本日、ショートで決算跨ぎ勝負しようと考えたが、直前で怖気づいてとりやめた(根性なしの自分を嘆きたい)
- 2Q決算では半導体事業部門の不調を要因に下方修正している。ICソケット需要の調整局面が想定以上に長引いているとのこと。同業の山一電機(6141)は1Q決算で業績予想を取り下げて株価が急落していた
- 週明けの株価は、下方修正をうけて売られそうだ(現時点でPTSは大きく下落)。ただ、デジタルコミュニケーション事業のAI用途の光レンズは1Qに続いて2Qも好調のようだ。また、今期は先行投資で赤字のライフサイエンス事業だが、来期黒字化を目指している状況
- 仮に1️⃣来期半導体事業の業績が底打ち、2️⃣ライフサイエンス事業の来期黒字化、3️⃣AI関連の光レンズが来期も伸長の3点が揃えば、株価は大きく上昇するポテンシャルがあるように思う
- 1Q決算では3️⃣の利益貢献の大きさがサプライズとなって株価が急騰した経緯がある
- 今後株価が一段高するには、来期以降の3️⃣の成長率が重要な鍵を握りそうだ(回答を得られるかわからないが発行体に問い合わせてみたい。面白い回答が得られたら、どこかのタイミングで押し目買いを検討したい)