ウィブル証券株式会社

個別銘柄投資戦略

ピジョン(7956):年初来安値を更新する中、株式を購入。その訳は?

株式会社DMM.com証券

本日は、筆者の保有株の一つであるピジョンを日記として紹介させていただきます

なお、下記は筆者の独断で行なっている投資に関する日記であり、銘柄を推奨するものではありませんのでご留意ください

パーパス経営といえばピジョン

  • まず、筆者自身、会社に対してポジティブな印象がある
    • 前職において、当社のケーススタディを研修で勉強した経験がある
    • 当社はパーパス経営を実践して成功した企業の一つ
    • 存在意義:「赤ちゃんをいつも真に見つめ続け、この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にします」
    • このスローガンに基づき、愚直に赤ちゃん用の製品に特化
    • ピジョンのブランド・知名度に鑑みると、子供商品に事業領域を広げることも可能であろうが、赤ちゃんに特化することを存在意義と定義
    • 当社のパーパス経営が、当社の高いブランドイメージに貢献していることからモデルケースとして投資銀行内で共有されていた

投資対象としては賛否両論あるが、現状株価はボックス圏の底

  • ピジョンだが、投資対象にならない理由は沢山ある
    • 今期予想PER x28、前期実績PBR x3.0 (7/21現在)。特段割安ということはない
    • 前期まで3期連続減収減益
    • 配当は毎期2円増配しており、直近の配当利回りは3.96%(7/21現在)
    • しかしながら、タコ配状態にある(予想EPS67.7円に対して予想配当は76円)
    • 7/20現在、年初来安値を更新中。今期の業績底打ちに対して市場が懐疑的になりつつある状況と想定される
  • そのような状況下、敢えて買う理由を探すと何があるのか?
    • 今期の業績は意外と悪くないのでは?特に中国セグメントに注目したい
      • 1Q決算を見る限り、中国(含む香港)も回復傾向、今後は東南アジア・シンガポールも収益貢献するポテンシャルがある
      • 特に今期の中国セグメントの業績に注目したい
      • 中国の経済指標は連日悪いものが出てくる状況。一方、ピジョンの製品を手にする人々はある程度裕福な層と考えられる
      • 多少景気が悪くても、赤ちゃんには良いものを与えたいと思うのが親心ではないか
    • 当社株価は2022年以降ボックス圏で推移。下記チャート(出所:Trading View)を参照
      • 2,000円を割れると反発、2,200円を超えてくるとピークアウト
      • このトレンドが継続する前提において1,900円は買いと言える
      • 業績悪化→減配による株価底割れのリスクはあるものの、今期配当76円が維持されるなら1,900円で配当利回り4%が一定の下支えとなることが期待できる
      • 前述の通り、ピジョン自体は素晴らしい会社。株価が底割れしても長期保有に切り替えてしまえば良いと割り切れる
        • 減収減益傾向とはいえ前期ROEは11.4%。優良企業であることに変わりはない

まとめ(筆者の投資スタンス:結論)

  1. 株価は割高?業績も厳しい状況が続いているものの、当社自体はパーパス経営を実践する素晴らしい会社
  2. 2023年4-6月決算が8/9に公表される予定だが、中国セグメントの業績が意外と良いのでは?と期待している
  3. 2022年以降、株価は1,900-2,200円のボックス圏で推移。このトレンドが継続するならば、2,000円割れは買うタイミングと言える
  4. スイングトレードから長期保有に切り替えても良いという割り切りができる銘柄

Follow me!

auカブコム証券

X(旧Twitter)のフォローお願いします

-個別銘柄投資戦略

PAGE TOP