ウィブル証券株式会社 HOME > IPO,PO関係 > IPO,PO関係 シード(7743):設備投資により供給のボトルネックを解消しつつプライム基準クリアを企図して公募増資(PO)を実施 2024年2月27日 株式会社DMM.com証券 X Share Pocket Hatena LINE URLコピー 2/27に条件決定 募集価格:678円(ディスカウント率:3.5%) 払込価額:646.36円(引受手数料率:4.5%) 公表から条件決定まで株価は、6%下落(TOPIXは1.5%上昇) 増資を実施する背景:プライム上場基準クリア 当社が2023年6月に公表したプライム上場基準の適合状況と計画期間は以下の通り。流通株時価総額と売買代金が課題となっていた 現状の流通株比率42.5%を基準とした場合、時価総額100億円達成には940円以上の株価とする必要がある(現状748円) 会社は、(業績向上を通じて)株価を1,100円まで引き上げる目標を掲げていた 今回公募増資することで、30億円超の流通時価総額が加算されることになる。また、流通株が増加することで、出来高の問題もクリアできることだろう 2025/3期からスタートする新中計を公表し、最速で公募増資を執行 当社の中計は今2024/3期で終了する。かかる状況下、2024/1/12に来年度から新たにスタートする新中計を公表していた 一般的に、決算短信で要請されている業績予想の範疇を越える将来予想値を公表した場合、公募増資(勧誘)より最低でも1ヶ月期間を空ける必要がある 新中計の説明会を1/18に実施→1ヶ月経過した2/19に公募増資決議 公募増資がなければ、2/7の3Q決算発表時に公表しても問題ないが、公募増資を予定したため1月に前倒しで公表したと思われる なお、PO参加有無の検討に際しては、当社の中計説明会を見ることをおすすめする(YouTubeで公開していますので、こちらのリンクを参照): 社運をかけた大型投資? 公募増資を実施する直前の2/7に当社は、新たな設備投資計画を公表している。それによると新たに4号等を建設するとしており、その投資予定額は131億円にのぼる 既に計画していた設備投資計画とあわて219億円もの投資を計画している。今回の公募資金は全額これらの設備投資資金に充当する予定だ 2018年以降、業績も株価も低迷していた当社であったが、今期は業績のV字回復を果たす見込みだ。そして、来期以降の攻めに転じるための投資資金という点ではわかりやすいストーリーだ 今期予想営業利益19億円をこれらの投資を通じて2027/3期(3年後)に28億円にする計画だ(CAGR13.8%)。今期会社予想PERx12.5、計画通りに行くなら割安な株価だが果たしてどうなるのか。利益計画の蓋然性の見極めがポイントになりそうだ Follow me! @investlife1977 FacebookXCopy auカブコム証券 X(旧Twitter)のフォローお願いします X Share Pocket Hatena LINE URLコピー -IPO,PO関係 -PO, シード, 公募増資, 増資, 株価