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IPO,PO関係
そーせいグループ(4565):新株の海外募集➕ユーロ円CB➕ファンドへの第三者割当増資を実施
案件概要:新株の海外募集・第三者割当増資
- 新株発行数:711万株
- 海外募集:150万株、第三者割当増資(TPA):561万株(80億円➗1,426円に相当する株式数)
- 対発行済株式数:8.6%、EPS希薄化率:7.9%
- 募集価格:1,426円(ディスカウント率:7%)
- 発行価額:1368.96円(海外募集分/海外募集分の引受手数料率:3.7%)、1,426円(TPA分)
- 割当先:JICVGI オポチュニティファンド1号投資事業有限責任組合(産業革新投資機構が設立する政府系ファンド)
- 共同主幹事(海外募集):JPモルガン、メリルリンチ、みずほ
- 払込日:12/14
- 資金使途:約97億円(増資分)は、創薬開発資金等に充当
案件概要:ユーロ円CB(320億円)
- 年限:5年、利率:0.25%
- 払込金額:額面の100%、募集価格:額面の102.5%
- 転換価額:1,782円(募集価格1,426円に25%の転換プレミアムを付した水準)
- 潜在株:1,795万株(増資後発行済株式数の20.1%、出来高の12日分)
- 3年目にプット・オプションを付与
- CB投資家は、3年目に額面の100%で繰上償還を請求することが可能(5年債だが実質3年間のクレジットリスクをとっている)
- 3年目以降130%ソフトコール条項
- 3年経過後、株価が一定期間転換価額を3割上回っていれば、額面の100%で繰上償還が可能(転換価値が130あるものを100で償還されるので、投資家はあわてて転換を進める=転換促進効果のある条項)
- 共同主幹事:JPモルガン、メリルリンチ、みずほ
- 資金使途:317億円を2026年満期のユーロ円CB(残存300億円、転換価額2,235円)の買入消却に充当予定
CBは将来のリファイナンスリスクを回避することが主目的
- 今回のCBは2026年満期のCB300億円の償還対応資金に充当する予定だ
- 足元の株価1,534円に対して既発CBの転換価額は2,235円。このままだと3年後に300億円のリファイナンスが必要となる
- 3年後の金融環境が不透明であることから、前倒しでリファイナンスを実施し、実質残存3年→5年のCBに入れ替えることを企図している
- ただし新発CBには3年目にプットオプションが付与されている。今後株価が低迷した場合は3年後に繰上償還されるリスクがある
- 転換価額が2,235円から1,782円に引き下がったため、潜在株式数は増加することになるが、リファイナンスリスクの低減を優先したものと考えられる
-IPO,PO関係
-CB, PO, そーせい, 公募, 転換社債