TOPIX:+0.42% MYPF:-1.2% (日米半導体株安の影響でTOPIXを大幅にアンダーパフォーム)
- 本日、日経平均株価はレンジ内での価格推移であったが、決算の結果等で明暗が大きく分かれている
- 上昇組:トヨタを筆頭に自動車・三菱商事を筆頭に総合商社、下落組:オムロンをきっかけに中国関連銘柄は続落、ダイキン工業、三井化学などの総合化学メーカー
- 本日の半導体新高値銘柄:荏原(6361)、理研計器(7734)、SCREEN(7735)
- トヨタ決算を受けて、SUBARU、マツダ、スズキは新高値をつけた(ホンダは出遅れ?)
本日のトレード
- 三井不動産、マクニカの一部を売却(利確)
- 三井不は、アクティビスト効果で株価が急騰したが、現実問題として発行会社が株主提案を100%受け入れるとは想定しにくい。よって一旦半分程度は利確した
- マクニカは3Q決算の内容が気になった。当社も中国の景気減速の影響を受けていると思われる。長期的には魅力的な銘柄である点は不変だが、短期的には中国経済が足枷になると思い、少しポジションを減らすことにした(そのうえで、以下銘柄に分散投資)
- インテグラル、芝浦メカトロニクス、阪急阪神HD、トライト、ホンダを追加買い
- いずれも決算発表を控えており、積極的に押し目買いを実施しにくいタイミングではあるものの、決算を跨ぐ前提で買い増した
- 本日、引け後に阪急阪神HDの決算が発表された。昨日の投資日記でも触れたが、同業他社比出遅れ感が強かったため、決算サプライズを期待してエントリーした銘柄だ。結果的には特にサプライズはなさそうな内容だった
EVの揺り戻し:トヨタに見直し買い?でもBYDはそろそろ値頃感あり?
- EVがもてはやされたのはコロナ以降だ。最近はMag7が話題となっているが、2020年以降の週足でみると、まだBYD・TSLAの株価パフォーマンスはMag7を大幅にアウトパフォームしている(上段チャート)
- EVのトレンドが大きく変わったのは2023年7月ころだと思われる。相場の主役がEVから生成AIに変わったことがチャートからみても明白だ(下段チャート)
- 去年からNVDAを売って、TSLAを買っているキャシー・ウッドは鋼のメンタルを持っているに違いない(私なら耐えられない)
- 問題はテスラ・BYD売り、トヨタ買いのトレンドが長続きするかどうかだ。行き過ぎたEV買いの巻き戻しが起き生成AIに資金がシフトしているのは間違いないが。。
- 仮にトヨタの比較対象がFord、GMと仮定した場合、トヨタのバリュエーションは既にプレミアム評価されている。ここから一段とプレミアム評価されるには、全個体電池やハイブリッド車の規制緩和などの強力なカタリストが必要な印象だ
- なお、現状BYDの予想PERはx14.9、実績PBRはx4.3だ。EVがなくなる訳ではないし、低価格EVの先頭を走っている銘柄をPERx15で買うのは悪くない?(中国のカントリーリスクを考慮する必要があるが)
- 特に最近、「なぜ世界はEVを選ぶのか 最強トヨタへの警鐘」を読んだところだ。米中対立で世界が二局化していくなかで、BYDは親中国では強くなっていく予感がする。皆様も関心あれば是非以下リンクより本著書を参考にしていただければと思う(トヨタ以外のVW・テスラ・BYDのEV戦略が詳細に書かれていて勉強になった)
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