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IPO,PO関係
スターゼン(8043):売出し(PO):政策保有株主が保有株式を売却
- 株主側からの売却意向を受けて、売出しの実施を決断
- 売出しと同時に以下を公表
- 50万株の自己株式の取得(売出株数の約4割に相当)
- 3月末を基準に1:3の株式分割
- 配当方針:DOE3%の設定 (従前に公表)
- 中計におけるROE目標値は8%以上。DOE3%の場合、配当性向は37.5%程度となる(配当方針は平均的な水準といえる)
- 本件売出しは、出来高対比では相応の規模になる。したがって、受渡日直後の需給インパクトには留意が必要だ。自己株式の取得を予定しているが、取得開始日は4月である点に留意が必要
- 3月は配当・優待の権利取りの動きで出来高が増えやすい時期
- 4月以降の出来高が落ち着いたところでの需給悪化を緩和する目的で取得開始日を4月に設定?
3/3に条件決定
- 売出価格:2,676円(ディスカウント率:3%)
- 引受価額:2,538.05円(引受手数料率:5%)
- 公表から条件決定まで株価は4.5%下落(TOPIXは0.2%下落)
最高益を更新中。中計も目標達成だが、株価はPBRx1割れ
- 当社の通期業績予想(2025年3月期)は以下の通り(最高益の見込み)
- 売上高: 4,120億円(前期比0.4%増)
- 営業利益: 94億円(前期比4.7%増)
- 経常利益: 108億円(前期比0.2%増)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 110億円(前期比46.4%増)
- 特別利益の特殊要因を排除するため前期と同等の当期利益75億円と仮定した場合のPERはx7-8程度
- 予想1株当配当金:110円:予想配当利回りは3.9%
- 当社は2026/3期を最終年度とする中計を遂行中
- EBITDA120億円と設定しているが、期中の開示資料のどこにもEBITDAがでてこない
- 前24/3期のEBITDAは営業利益89億円+減価償却30億円であり、概ね120億円程度と推察される
- 自己資本比率もすでに4割を超えており、ROEも10%水準であり目標を達成している
- それにも関わらず株価は、実績PBRはx0.7と低迷している
- 業種自体が不人気ということもあるが、営業利益率の改善が見えてこない限り、株価の水準訂正は難しいかもしれない(安定配当株だと割り切ればよいが)
株式分割後の株主優待はより魅力的になる?
- 当社は、株主優待を実施しているが、200株保有(投資金額57万円相当)で3,000円相当の商品がもらえる
- 問題は、1:3分割後の来期の株主優待がどうなるのか?だ。投資金額が20万円以下になったうえで株主優待が拡充されるのであれば、優待好き株主からは一定の評価が得られそうだ
-IPO,PO関係
-PO, スターゼン, 売出し, 株価