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IPO,PO関係
GA technologies(3491)海外募集(PO):ABBにより機動的にM&A資金等を調達
- 当社のPOは2021年以来4年ぶり
- 前回はSBI・野村主幹事による国内公募の形態だったが、本件は海外募集
- 最速、公表日に条件決定(オーバーナイトプライシング)するABB(Accelerated Book Building)方式を採用
- ABBの場合、英文目論見書(OC:Offering Circular)を作成するケースと作成しないケースがあるが、本件はOCを作成している
- OCを作成する主な理由は2点。特に米系の大手投資銀行は法的な観点でOCの作成を前提として引受する事例が多い
- エクイティ・ストーリーを訴求するうえで目論見書を活用
- 法的リスクへの対応(英文目論見書による英文リスク情報の開示)
2/4に条件決定
- 募集価格:1,332円(ディスカウント率:10%)
- 引受価額:1,258円(引受手数料率:5%)
- なお、引受手数料とは別に募集価格の0.5%相当の仲介手数料が投資家から主幹事に支払われる
なぜ海外募集?
海外機関投資家をターゲットにしたかった?
- 当社の外国人株主の保有比率は、23.7%。そのうち約12%はベイリー・ギフォードが保有(大量保有報告書ベース)
- 日頃より海外機関投資家を意識したIR活動を実施していたと推察される(通常のIR資料も英文が充実)
価格変動リスクを極小化するためにオーバーナイトでのプライシングを選択?
- 前回の国内公募増資では、公表から条件決定まで株価は約15%下落した
- そこから更にディスカウント4%、引受手数料5.5%を控除されているため、期待した資金調達が実現できなかったと思われる
- 前回のような株価下落リスクを回避するために、オーバーナイトで条件決定が可能な海外募集(ABB方式)を選択した可能性も考えられる
-IPO,PO関係
-GA, GA technologies, GAテクノ, PO, 海外募集