IPO,PO関係
AnyMind Group(5027):IPOロックアップ明けの売出し
案件概要
- 売出株式数:512万株(オーバーアロットメントによる売出しを含む)
- 対発行済株式数:8.9%、対出来高:80日相当、47億円相当(9/25終値925円基準)
- 売出人:VC他(計12名)
- 条件決定日(最短):10/3(火)、受渡期日(最短):10/11(水)
- 売出しの公表と同時に今期業績を上方修正
- 売出株式数の一部は海外機関投資家(北米除く)に販売
- IPO時に募集株式数は約309万株と限定的であった。スパークスアセットマネジメントも大量保有報告書によると519万株(9.1%保有)
- 今回の売出しにより、浮動株は増加するが、引き続きVCの持分は相応にある(上位のVCは保有株の15%程度しか売出株式を拠出していない)
- オーバーハング懸念がある一方で、大多数の大株主は、現状の株価ではエグジットしたくないと考えているとも評価できる
- なお、今回の売出人のロックアップは90日(来年2月9日まで)。売出しにおけるロックアップは、180日が主流であることから、通常のロックアップ期間より短い点は留意が必要
- 今回の売出しに参加する売出人はIPOには参加していない株主も含まれる。前回IPO時の売出人の売却価格(引受価額)は824.50円だった。足元の株価は、925円まで下落してきている。10/3の株価水準によってはIPO時の売却価格を下回る可能性がある
10/3に条件決定
- 売出価格:844円(ディスカウント率4%)
- 公表日から条件決定日までに株価は4.8%下落
- 売出株数の27%は海外投資家(北米除く)に販売
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