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ホーチキ(6745):国内売出し(PO)を通じて株主が政策保有株を売却

株式会社DMM.com証券

  • 発行会社は、株主からの売却要請を受け、まとめて売却する機会を提供するために売出しを実施する
  • 流動性が低いこともあり、今回の売出人は上位10位以下の株主が中心となっている
    • 大株主3社(ALSOK15.2%、三和HD7.8%、東京海上7.0%)は売出しに参加していない
    • 三菱UFJ信託銀行を除き、全量売却すると思われる(売出人であるもののロックアップの対象外であるため)
  • 今回の売出しにより流動性が向上し、ロックアップ明けに少なくとも東京海上は売却する可能性がある点は留意しておきたい(損保会社は、政策保有株ゼロを宣言してるため)
  • 持ち合い解消という観点からは、当社が保有する売出人株式をどうするのかが今後の注目的になりそうだ。全て売却すれば株主還元余力が生じる?
    • 24年3月末時点での保有状況:エアウォーター(9億円)、MUFG(9億円)、立花エレテック(3億円)、アイホン(2億円)

9/9に条件決定

  • 売出価格:1,752円(ディスカント率:3%)
  • 引受価額:1,161.65円(引受手数料率:5%)
  • 公表日から条件決定日まで株価は21.7%下落(TOPIXは4.9%下落)
    • 条件決定日当日の株価は前日比9%下落(安値引け)

業績は過去最高益を更新中

  • 当社の業績は、事業の特性上成長率に派手さはないが、堅実に増収増益を遂げている。24年3月期まで3期連続で最高益を更新中
  • 今25年3月機も増収・増益で過去最高益更新を計画している
    • 売上高:950億円(1.6%増収)、営業利益:76億円(3%増益)
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2024年5月には中期経営計画を公表

  • 中計のKPIは、27年3月期の売上高を1,000億円、営業利益を82億円に設定している
  • 24/3期-27/3期の売上高CAGRは2.3%、営業利益CAGRは3.6%の計画。安定成長、安定配当銘柄という位置付けで投資対象としての採用有無を検討することになりそうだ
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  • 当社の配当方針は以下の通り、累進配当を重視しており、じっくりと増配させていたくスタンスだ
  • ただ、最高益更新中且つ財務体質は良好であるにも関わらず、配当性向が3割未満で推移している点は物足りなさを感じる。連結配当性向4割程度は目指す旨公表すれば、投資対象として面白いが、、
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