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IPO,PO関係
テルモ(4543):政策保有株主が海外売出し(PO)を通じて保有株を売却
- 株主からの売却意向を受け、海外売出しを実施することに
- みずほ銀行を除く売出人は、全株売却する予定
- みずほ銀行は、保有株の23%程度を売却する(保有比率は1.5%から1.2%に低下する見込み)
9/10に条件決定
- 売出価格:2,493.5円(ディスカウント率:4%)
- 引受価額:2,402.58円(引受手数料率:3.5%)
- 公表日から条件決定日まで株価は6.3%下落(TOPIXは4.3%下落)
なぜ海外売出しなのか?の考察
当社の株主構成:海外機関投資家が4割保有しているのに対して個人の保有割合は6%程度
- 有報によると、24年3月末時点における株主構成は、金融機関:45%、海外投資家:40%、個人:6%となっている
- ⑴ 開拓余地の大きい個人を増やす、⑵海外機関投資家をもっと増やす。いずれの選択肢も可能であったが、当社は後者を選択した
- コロナ前後以降の当社の外国人保有比率は以下の通り。株価上昇に合わせて外国人投資家の保有比率が上昇してきている。株価上昇を牽引している外国人投資家をさらに開拓していこうという考えだろう
グローバル・ヘルスケア・ファンドへアプローチするメリットは大きい(IRを通じて、様々な意見交換・情報交換が可能になる)
- 当社の時価総額は4兆円。海外売上高比率77%で、日本を代表するヘルスケア関連銘柄の一つだ
- 比較対象企業や業界のM&Aのトレンドなどの情報を得るには、グローバルにヘルスケア銘柄を投資している優良な大手機関投資家と接点を持ち、情報交換することが重要になってくる
- 定期的なIR面談で色々と情報交換できる投資家に株主になってもらいたいと思うのが自然な考え方だろう
- 今回トップレフトを務めるのは、外資系のGSだ(四季報主幹事は野村)。おそらく日頃より海外含めたグローバル・ヘルスケアセクターの情報提供、ヘルスケア銘柄に投資する投資家の関心事の情報提供、アプローチすべき投資家の提案をしてきた結果と思われる
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