明和産業（8103）：大株主の売却意向を受けて売出し（PO）を実施

• プレスリリースによると、株主3社の売却意向を受けて売出しに至ったとのこと
• 3社の売出拠出株式数の比率は、現在の当社株式の保有株の比率とほぼ同じだ
• つまり、流動性の観点から許容できる株式数（出来高の約60日分＝584万株）を売出株式数として決定し、大株主3社の保有割合にあわせてプロラタで売出株式数を割り振ったと推察される
• 売出実施後も当社は三菱商事の持分法適用関連会社となる見込み。また、三菱ケミカル・AGCともに5％超を保有する大株主とし存在すると考えられる
• 今回の売出しはロックアップ180日が適用される。ロックアップ明けに大株主3社は、さらなる売却に動くのかどうかがポイントになりそうだ

• 本件売出実施後には最大で197万株の自己株式の取得が予定されている。これは売出株数の33％、発行済株式数の4.7％に相当する。売出し実施後に（需給緩和目的で）自己株式の取得を実施するケースは多いが、本件は相対的に規模が大きい点はポジティブ材料？

3/5に条件決定

• 売出価格：628円（ディスカウント率：4％）
• 引受価額：598.52円（引受手数料率：4.5％）
• 公表から条件決定まで株価は7.9％下落（TOPIXは1.7％上昇）

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@investlife1977