- TOPIX ➕1.47% MYPF ➕1.6%
- 本日、原発処理水に端を発した中国政府の想定以上の拒否反応を受け、インバウンド銘柄が総崩れ
- 一方、市場全体は先週のジャクソンホールを無難に通過したことから、大きく反発(正直、ここまで力強く反発するとは想定していなかった)
東洋水産は大きく反発
- 個別では、先週末アナリストの目標株価引き下げで大きく値下がりした東洋水産が反発(ほぼ元の水準まで値を戻す)。先週末時点でナンピン買いを入れつつ、ヘッジで日清食品を空売りしていた。本日相場全体が強かったため、日清食品に関しては、手仕舞い。引き続き東洋水産は6,250円までは継続保有方針(本日の終値6,085円。)
ペアトレード(三菱電機ロング・安川電機ショート/荏原ロング・DMG森精機ショート)
- 三菱電機ロング・安川電機ショートのポジションは、安川電機が想定以上の上昇で、含み損となった。本日、三菱電機を買い増して、引き続きポジションは維持。本日は市場全体が強かったため安川電機の上昇率が三菱電機を上回ったが、明日以降は引き続き長期金利動向次第では高PERは敬遠される可能性は残っている。その場合、安川電機が三菱電機対比で軟調に推移すると想定し、ポジションを持ち越した
- 荏原製作所ロング・DMG森精機ショートのポジションは、両社ほぼ同じ上昇率のため、損益に大きな影響を及ぼさなかった。DMG森精機はCBの転換価額を上回ってきており、上値が重くなると想定していたが、今のところCBの影響はあまりなさそうだ
インバウンド銘柄:コメ兵・H2Oを買増/良品計画・Jフロントをショート
- インバウンド銘柄の急落を受けて、コメ兵とH2Oリテイリングを買い増し。更なる状況悪化に対するヘッジとして、Jフロントリテイリングと良品計画をショートした
- H2Oはインバウンド以外に阪神タイガースの優勝というイベントを控えていることから、他の百貨店銘柄に比べ、底堅く推移すると想定
- 良品計画は(中国市場での業績が好調で)株価が堅調に推移してきたため、中国国内での不買運動に発展した場合の業績悪化リスクを考慮してショートした
- 実際の日中足を見ていただくと、百貨店は総崩れだが、良品計画は早々に反発した。これは8月末の優待権利付最終日が明日であることも影響している?確証はないが、ショートポジションを持ち越した
阪急阪神HDは相対的に底堅い。西武HDが急落したため、押し目買い
- 鉄道関連銘柄も、朝方はインバウンド銘柄と同様に軟調に推移したものの、早々に反転
- 阪急阪神HDは終始安定した株価推移であった。先日も指摘した通り、阪神タイガース効果といえよう。
- 一方、本日は西武HDの株価が急落。正直理由がよくわからなかったが、反射的に買いを入れてしまった。本来日計りで着実に利確すべきトレードだったが、持ち越してしまった。短期目線で早めに手仕舞いたいと思う