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IPO,PO関係

ダイダン(1980)銀行が保有する政策保有株の売出し

株式会社DMM.com証券

案件概要

12/19に条件決定

  • 売出価格:1,344円(ディスカウント率:4%)
  • 引受価額:1,288円(引受手数料率:4%)
  • 公表から条件決定日まで株価は5.3%下落(同期間TOPIXは1%下落)
  • 仮条件ディスカウント率(3-5%)のタイトサイドではなく4%で条件決定。本日、日銀政策の影響もあり、引け前に当社の株価が急騰。そのため、投資家側に配慮して4%に決定したと推察される(需要が弱い訳ではない)

当社の財務戦略の概要(PBR1倍割れを意識?)

  • 当社はPBR1倍割れを早期解消することを意識し、以下のような財務戦略を採用していると思われる(現状のPBRは0.75倍)
  • 資本効率の改善策としては、政策保有株を連結純資産の2割未満にすることを目標に掲げている。現状63銘柄220億円程度の政策保有株を保有している(純資産の26.5%に相当)
  • かかる方針のもと、当社から3メガ株主に持合解消を働きかけたようだ。一般的には、株主側の売却意向を受けて、売出しにいたるパターンが多いが、本件は逆のパターンのようだ
  • 今回、3メガグループの大株主との持合解消により政策保有株の縮減を加速することが期待される
    • 当社は、MUFG(100万株)、みずほ(20.4万株)、SMFG(3万株)、計20億円相当を保有
  • 株主還元策としては、今期から配当性向を30→35%に引き上げ、IR活動も強化している
  • 業績の面では、半導体業界の設備投資が調整局面を迎えていることから、今期減益予想となっている。来期以降の業績は、半導体業界の設備投資動向次第といえる
  • 財務戦略の概要については、以下当社の統合報告書を参照

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