TOPIX:-0.19% MYPF:-1.3% (NVDAを中心に米半導体株が大きく下落したためTOPIXをアンダーパフォーム)
- NVDAの決算を控え、主要な半導体株は軟調な展開となった。ゲーム関連・海運株が堅調だった。一方、東証グロース250指数は3.1%下落
- 本日の半導体関連株の新高値銘柄:レゾナック(4004)、トリケミカル(4369)、日本マイクロニクス(6871)
ヤオコーがユーロ円CB150億円を現金決済:株価にプラスのインパクトが発生?
理論上は150億円の自社株買いと同じ効果であるため、株価にプラスに作用?
- CB150億円の潜在株式数は約250万株(自己株除き発行済株式数の6.4%に相当)
- 現状の株価は8,449円(転換価額6,003.5円に対して約40%高い水準)
- 現金決済条項で取得する転換価値を8,449円と仮定すると、150億円の現金と72万株の株を交付することにある
- 全量転換の希薄化を100とすると、現金決済の希薄化は29となる
- 理論上は150億円の自社株買いを実施することになる(株価がCB転換による希薄化を織り込んでいたなら、株価にはプラス)
今後、CB投資家によるショートカバー(空売りの買い戻し)が株価にプラスに作用?
- 希薄化株式数に加えて、需給インパクトもプラスに働きそうだ
- 通常CB投資家は、CBをロングすると同時に、潜在株の一定割合の株式をショートしている(デルタ・ヘッジ)
- 仮に潜在株250万株に対して既に60%ヘッジしているとした場合、150万株を空売りしていることになる
- また、株価8,449円を基準にすると、CB投資家は現金決済条項によって150億円の現金と72万株の株式を交付されることになる
- ポイントは、150万株と72万株の差分の78万株を買い戻す必要がある点だ
- 今回の現金決済条項の日程は以下の通り
- VWAP算定期間:2/28-3/27の20取引日
- CB取得日:4/25
- 78万株をVWAP算定期間の20営業日に買い戻すとした場合、1日あたり3.9万株の買い戻し需要が発生することになる
- 当社の1日あたりの平均出来高は5万株程度に鑑みると、3/27までは相応の株価インパクトが発生することが期待できそうだ
明日以降、ヤオコーにエントリーして、実際に上記の仮説(3月はCB投資家の買い戻し需要で大きな株価インパクトが発生する)が正しいか検証したいと思う