FPパートナーが東証グロース市場からプライム市場に移行、同時に売出しを実施する旨公表しています。その案件概要について解説します
売出概要
- 売出株式数:161万株(OA含む)、規模57億円(8/22終値3590円基準)
- 対発行済株式の7%、1日平均出来高の7.5日分に相当
- 条件決定日(最短):8/30(水)、受渡期日:9/11(月)。9/11にプライム昇格
- 売出人:オーナー社長
- プライムの流通株比率35%ルールに適合させるために売出しを実施
- 現状創業家で70%の株式を保有。売出後も引き続き63%程度を保有する
- 基本的なスキームは、先日のプラスアルファ・コンサルティングのPOと同じ
- 当社は、昨年9月22日に東証グロース市場にIPOしたばかりの企業。事実上最速日程で東証プライムに昇格
- 今回の売出しに際しては、臨時報告書を提出。その内容によると売出株数の最大半分を海外投資家(北米を除く)に販売予定。
- プラスアルファ・コンサルティングでも臨時報告書を提出し売出株数の42%を海外投資家に販売している
- 本件が、どの程度海外投資家に販売されるかは条件決定時に開示されるので注目したい
- なお、昨年9月のIPO時は大和証券が主幹事であったが、今回のPOは大和とSMBC日興の共同主幹事体制をとっている。1年足らずでSMBC日興が躍進している