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IPO,PO関係
ぴあ(4337)売出し(PO):KDDIが保有株を全量売却
- KDDI側からの売却要請を受けて売出しを実施する
- KDDIはぴあに対して2013年に出資、その後も出資比率を引き上げ、グループでは議決権の11%を保有していた
- かかる状況下、KDDIは、2024年に三菱商事と共同し、ローソンに出資(非公開化)
- ぴあは、セブン&アイグループの持分法適用関連会社だ
- ローソンへの出資を契機に、ぴあに対する出資のあり方が見直されたのだろう
- ぴあは、コロナ禍の影響で多額の赤字を計上し、自己資本比率は一時3.5%まで低下したもの、足元は業績も回復。売出しを通じて投資家へアプローチするよい機会と判断したのだろう
- きらぼしキャピタル、三菱地所からの資本出資を受けて自己資本比率を拡充
- 今期は、業績回復によりコロナ禍前の経常利益ベースでは最高益に迫る水準まで回復(来期も増益基調が継続する見込み)
- 本件は、大和の単独引受。直近のPOのいては大和の単独引受案件が目立つ(いずれも出来高の少ない銘柄だ)
株主優待の権利取りのタイミングに合わせたPO?
- 当社は、大株主も多く=固定株が多く浮動株が少ない影響もあり、流動性は低い。したがって、3月のタイミングでのPOを実施したのだろう。なぜか?株主優待があるからだ
- 手厚い株主優待のある銘柄の場合、権利が取れる月の出来高は増える傾向にある
- 売出し実施に伴う需給悪化を緩和する効果を期待して3月の受渡日程に設定したと考えられる
- 当社の株主優待は、1年超継続保有した場合、手厚くなる。5,000円分のギフトカードに加えて、6,000円分のアプリ有料コンテンツが利用可能
- 現状100株では32万円程度
- コロナ禍以降、無配が続いているが来期は復配の蓋然性が高まっている
中計:2025年度は大幅に増益となる見込み
- 足元、当社の業績は好調。売出し直前の3Q決算発表時には業績を上方修正している
- ライブイベント、大規模会場の増加に加えチケット単価の上昇も追い風
- 現状の今期PERはx57(特別損失の影響もある)。来期は業績が大きく伸長するため、実体的なPERはx30代か?
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