TOPIX +0.62% MYPF -0.9% バリュー株優勢、半導体関連厳しい流れを受けて連敗
- 証券(NISA効果?)、不動産・金融、鉄鋼、自動車をはじめとしたバリュー株が圧倒的に強い流れが継続
- 半導体関連銘柄は昨年末から調整局面が続いている。昨晩のMobileyeの業績見通しを受けて、車載用半導体関連銘柄(NXP、ONSemi、TI)が急落。その流れを受けてルネサス(6723)、ローム(6963)の下げが大きかった
- 逆風下の半導体銘柄のなかで、昨年来高値をつけた銘柄:レゾナック(4004)、住友ベークライト(4203)、丸文(7537)
- レゾナック、住友ベークライトは半導体後工程の部材銘柄。逆風下での高値は朗報だ
- 本日、稲畑産業(8098)が売出しを公表。売出人は住友化学(4005)だ。住友化学は財務リストラの真っ只中。持分法適用だった稲畑産業の株式を売却する。住友化学は、住友精化(4008)、住友ベークライトも持分法適用基準の株式を保有している。今後、両社の株式売却のリスクを意識する必要があるかもしれない
- 丸文は、上昇の理由がわからないが、半導体商社の再編期待?(それに対してマクニカは最近いいところ無し。軟調に推移している)
- 本日、JAPEX(1662)とデンソー(6902)を売却(利確した)。そのうえで、太陽HD(4626)を買い増した。太陽HDは、半導体後工程部材関連として、レゾナック・住友ベークライトに続き期待している銘柄だ(メックも期待している)
- また、昨年末損益通算のため、売却してしまったトライト(9164)、MUFG(8306)を新規に買い付けた
ライツオファリング中のJIA(7172)の株価とバリュエーション
- 昨年末にライツオファリングを公表したJIAだが、今年に入って株価が急反発した
- そこで、JIA及び類似企業のPERを比較してみた(時価総額は1/4終値基準)
- レーサム・霞ヶ関キャピタルは、意欲的な中計を公表したうえで公募増資を実施しており、JIAと類似。FPGは同業
- 来期、JIAの業績が計画通り大幅増益を達成するのであれば、現状の株価でも割安感はある(市場はまだ来期の増益を信じていないのだろう)。来期業績予想を信じるのであれば、買い一択ともいえる
- ただ、現状はレーサムが一番リスクリターンのバランスが良さそうなバリュエーションにみえる
- JIAのライツは1/17より売買可能となる。ライツの売却圧力、権利行使時のヘッジ売りで需給面では株価にネガティブな局面を迎えるとみている。バリュエーションでFPGよりも割安になるようであれば(現状株価から1割程度下落)、ライツ(または、権利落後の普通株)の押し目買いの好機になるかもしれない。引き続き株価動向に注目していきたい