IPO,PO関係
東テク(9960)国内売出し(PO):金融機関が政策保有株式を売却
- 政策保有株の売却を打診したところ、取引銀行から全量の売却意向が確認できたため、売出しを実施するに至った模様
- 全量売却といいつつ、SMBCはロックアップに合意している
- オーバーアロットメントの売出しに関連した貸株が返却された場合を想定したものと思われる
- 本件は、目論見書の電子交付に同意していることが前提で申込が可能。これにより申込期間は1営業日に短縮
- 安定操作のリスクも1日に限定することが可能であり、引受証券会社にとってはメリットあり
- 今後は、目論見書電子交付前提で申込期間を1日に短縮する案件が増えてきそうだ(特に小規模案件の場合)
- 四季報上の主幹事は野村となっているが、本件は(系列の銀行が売却する事情もあり?)SMBC日興が主幹事(トップレフト・単独ブックランナーを務める)
- 取引銀行のなかでみずほ銀行が売出しに参加していない点も特徴的。売却に応じなかったのか、発行会社側から打診しなかったのかは不明
空調関連銘柄、業績は堅調
- 足元の業績は、都市部の再開発に伴う新築需要、データセンター投資が追い風となっており、最高益を更新中
- 顧客には、高砂熱学工業、新日本空調などの空調関連銘柄が名を連ねており空調関連銘柄として注目される銘柄の一つ
- 2024年の空調関連銘柄の株価はTOPIXを大幅にアウトパフォームしている
- 売出決議日時点での今期予想PERはx15.4(四季報予想ベース)。空調関連銘柄と比較感では割安感はなく、一定の評価を得ていると思われる
中計最終年度(2026年3月期)の売上目標:1,500億円、経常利益120億円
- 現在当社は、2026年3月期を最終年度とした中期経営計画を公表している
- 来期の経常利益目標は120億円としているが、既に今期の経常利益予想を130億円に上方修正している。順調にいけば、来期の中計目標値も上方修正が期待される(足元の株価上昇でその期待値はある程度織込まれていると思われるが。。)
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