案件概要
- 売出株式総数(オーバーアロットメントによる売出を含む)は約403万株(対発行済株式の50%相当)
- そのうち、160万株(対発行済株式の19.9%)はスギホールディングスに販売する
- 従って、差額の343万株相当(対発行済株式の30%)が市場にて流通することになる
- 本日の株価3,260円ベースで約79億円相当の売出し
- 現状の1日平均出来高は6.5万株程度。新たに流通する株式数は出来高の約50日分に相当
- 条件決定日は6月26日(最速)、受渡日は7月3日(最速)の予定
- ファンド株主は保有する全株式を売却予定
- オーバーアロットメントの売出(52.6万株)分を含めて売却できた場合、ファンドは全量エグジットできる
初期的な考察
- 出来高の50日分が7月に流通するため、短期的には受給悪化を嫌気されると想定される
- 特に本日東証グロース銘柄は大きく上昇しており、当社も8.5%と大きく上昇しているため、週明けは反動安になると予想される
- 一方、今回の売出しに伴い、ファンド株主が全量エグジットすることはポジティブ
- いずれは売ってくるであろうと市場は身構えていたため(オーバーハング懸念)、売出し実施後は懸念材料が完全に払拭されるため
- 同時期に売出しを実施しているライフドリンクコーポレーション(2585)との違い
- ライフ社は、現状東証スタンダード上場だが、売出と同時に東証プライムに移行するが、本件は特にプライム移行は予定していない
- ライフ社のファンド株主は全量売却せず引き続き大株主として残るが、本件は全量売却予定
- ライフ社は貸借銘柄ではないが、本件は貸借銘柄(ただし、売出の規模対比で貸株が手当できる株数は限られそう)