TOPIX -1.5% MYPF -0.5% 半導体比率が高いPFのため、今日はマイナス幅はマイルドであった
- 植田日銀総裁のチャレンジング発言をきっかけに円高が加速
- マイナス金利解除の恩恵を受けそうな銀行セクターは総じてプラス。一方輸出関連の代表格である自動車・タイヤは下げが厳しい
- 不動産も金融政策変更はマイナスに働くため、下げがきつかった
- 半導体は、AMDがAIチップを発表したこと、ブロードコムの決算が良好であったこともあり、相対的に底堅い展開であったが、新高値をつける銘柄はなかった
空運株3社の年初来株価の比較
- 空運3社の年初来からの株価推移を比較してみると大きな特徴がある。スカイマークが圧倒的にパフォーマンスが悪い。PER、EV/EBITDAもJAL/ANA対比で割安だ
- インテグラルが発行済の13%相当の株式を鈴与グループに譲渡したことから、目先の市場売却リスク(ディスカウント要因)は低下したと思われる。鈴与が主要株主になっても株価には影響がなかったが、今後の鈴与GR参加のFDAとの協業のようなニュースフローが出てくればポジティブ材料になりえる
- 一方、中期的には国際線を持たないスカイマークは、成長性の観点からはJAL/ANAに劣後しており、ディスカウント要因となっている可能性もある
- みずほ産業調査73号によると、2023-2028年のCAGRは、国内線➖0.6%である一方、国際線は➕7.6%を予測している。国際線をもつJAL/ANAが優位ということだろう(既に株価には織り込まれているかもしれないが)
- 今後、原油安の恩恵をうけるだろう3社だが、スカイマークの株価の出遅れ感が解消していくのか否か注目していきたい