TOPIX +2.53% MYPF +1.7% ソシオネクスト・スミダのマイナスが響く
- 本日、全面高の展開。ドル円の150円台定着をうけて自動車関連が大きく上昇した。後場にトヨタが2Q決算を発表。ポジティブな決算を受けて相場全体が一段高となった
- 軟調に推移していた中国関連銘柄(オムロン・ニデック・安川電機等)も大きく反発。金利高を受けて銀行株も堅調だった。特に地銀株が強く、自身が保有するほくほくFG(8377)は大幅高となった(いまだ当社のPBRはx0.41だ)
- 一方、マザーズ銘柄と中小型グロース株は軟調。ライフドリンク(2585)やコメ兵(2780)は昨日大幅上昇していたため反動安となった
- 決算が好感された旭有機材(4216)、東洋水産(2875)は大幅高となった。
- 旭有機材は、+15.3%まで急騰したあと戻り待ちの売りに押されて引けでは+6.4%となり、上値の思い展開だった(本日持分の半分を利益確定)
- 東洋水産は、日清食品に比べて割安であるため、本日は見送ったが、強気に買い増しも検討して期待
- 決算内容がネガティブ視されたソシオネクスト(6526)の株価は急落した。朝方は一時プラスになる場面もあったが、引けにかけて急落。おそらく、今後5G関連の特需がピークアウトするなか、今後2年程度は売上高の成長が期待しにくいという点が嫌気された可能性がある。長期投資目的では継続保有でもよかったが、短期的には上値が重くなりそうと判断し損切りした
- KOKUSAI(6525)は、昨日に続いて前場に一部利確して、割安かつ2Q決算がよかったSCREEN(7735)にエントリーした(自信なかったため打診買い)
小田急の業績・株価は他社をアウトパフォーム
- 小田急(9007)は、昨日場中に決算発表した銘柄だ。好業績にもかかわらず株価の反応はイマイチだったため、一旦利益確定した。が、本日の強そうな値動きを受けて再度エントリーした
- 今年は、主要電鉄銘柄のなかで、小田急・阪急阪神(9042)・東武(9001)が他社をアウトパフォーム(京成電鉄を除く)している。今回の好決算を受けて年初来高値を再度つける展開を期待したい
- 日本シリーズが盛り上がっているので阪急阪神も面白そうではあるが。。年末に向けては小田急を本命に推したい
スミダの決算は残念だが、株価は下がりすぎ?
- 今回の決算発表シリーズだが、決算内容がコンセンサスを下回ると暴力的に下げる事例が多い。昨日のマクニカも酷かったが、本日はスミダ(6817)が被害にあった
- スミダは低PBR銘柄であるため、一段の業績悪化がない限り下値は限られそうだが、本日は10%を超える下落となった
- 元々中国と家電関係は悪かったが、ここにきて車載事業も需要がピークアウト。この点がネガティブ・サプライズとなった可能性がある。また、通期計画の上方修正がなかったため、このままいくと4Qの営業利益は急失速するの?という不安感が株価にはネガティブに作用したと考えられる
- 当社は来年から新たな中計がスタートする。次の本決算発表での反転機会は十分期待できるものの、一旦半分を損切りした。短期的には資金余力を確保して他の銘柄にシフトした方が得策と判断した