バルニバービ（3418）：食＆地方創生のテーマで公募増資を実施

• 時価総額122億円、1日平均出来高は1.3万株程度しかないため、今回の公募増資は希薄化・対出来高ともに大きめの設定となっている
• 時価総額は小さいものの、個人株主数は8,000名を超えており、企業理念に共感又は株主優待目的の投資家が多く存在する銘柄

10/16に条件決定

• 募集価格：1,249円（ディスカウント率：4％）
• 払込価額：1,177.39円（引受手数料率：5.5％）
• 公表から条件決定まで株価は4.2％下落（TOPIXは1.8％下落）
• 公表後から条件決定にかけて出来高は増加せず（貸借銘柄ではなく、浮動株も少なく売買されにくかった）。受渡日に大量の新株が流通するため、需給への影響には留意が必要か

2024年9月に中計を公表（毎年ローリグしている中計をアップデート）

• 最新の中計における目標値：2029/7期の売上高218億円（5年CAGR：10.2%）、営業利益15億円（5年CAGR：19.4％）
• コロナ禍を乗り越えて、今後5年間において出店を加速していく戦略を掲げている。また、南あわじにホテルを出店する予定。総投資額は14億円を予定しており、2026年春頃の開業を予定している
  • 同エリアには、既にレストラン（TRATTORIA amarancia）を開店。以下のサイトを拝見したが、淡路島に旅行する際には立ち寄ってみたいと思う
  • https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000385.000025087.html
• 10月7日時点の株価を基準とした会社今期予想PERはx19.7。相当に成長性を織り込んだ株価水準と思われる。ただ、当社を保有する株主は目先のPERよりも、会社の理念・コンセプト、株主優待を期待している印象だ（所謂ファン株主が株価を支えている？）

株主優待が特徴的？

• 当社の最大の特徴は手厚い株主優待だろう
• 100株毎に3,000円相当の食事券などが得られる（上限は1,000株、3万円相当）
  • 優待利回りは2.2％相当。現金配当は0.5％しかないが、優待込みで考えると魅力的？
• 加えて継続保有している限り年に4回抽選会を行い、当選したら、当社が運営する宿泊施設やレストランのペアチケットなどが贈呈されるようだ。宿泊施設は淡路島が中心のため、関西・中国地方エリアの株主には特に人気がありそうだ

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