ココナラでブログ内容の解説サービス始めてみました
https://coconala.com/services/3233867
IPO,PO関係
ヤマエグループホールディングス(7130):公募増資(PO)を公表
案件概要
1/24に条件決定
- 募集価格:3,234円(ディスカウント率:3%)
- 払込価額:3,100.6円(引受手数料率:4%)
- 公表から条件決定日まで株価は21.6%下落(同期間TOPIXは1%上昇)
- 海外販売比率:6.6%
増資実施した背景の考察
- なぜ増資なのか?
- 現行の新中計の遂行にあたり、積極的なM&Aや成長投資を実施してきている。自己資本比率も23年9月末時点で25%まで低下してきており、今後の成長を支える財務基盤の強化のために増資は必須だった推察される
- なぜこのタイミング?
- 昨年5月に新中計を公表しており、M&Aを中心に積極的に投資する方針を公表。今年度に入り、複数社のM&Aを実施。なかでもコンフェックス社買収は160億円と規模が大きく、M&Aファイナンスとして公募増資を実施するにはわかりやすいタイミングであったといえる
- 5/10:新中計公表 → 10/31:コンフェックス社買収 → 11/10:業績の上方修正 → 1/16:公募増資公表
- 株価とバリュエーション
- 昨年来の株価もTOPIXを大幅にアウトパフォーム
- 今期会社予想PERx10、実績PBRx1.45、予想配当利回りは1.18%
- 中計ベースの経常利益(FY23-25)の3年CAGRは14.2%
- 配当利回りは低いが、成長性に鑑みると同業他社と同水準のPERx10は投資妙味あり?
- 460万株は当社の出来高の63日分に相当。短期的には受給悪化の影響に留意が必要
公募増資を実施する背景
- 当社は九州が地盤の食品卸企業。近年積極的にM&Aを実施し、事業ポートフォリオの拡大と全国展開を図ってきた。下記の通り、既存事業の売上高は横ばい。実質M&Aが成長を牽引
- 2023年5月には3ヵ年の中期経営計画を公表。その際にM&A450億円を含め総額900億円の投資計画を示す
- 直近、コンフェックスホールディングス社を約160億円で買収。今回の公募増資は当該買収資金(ブリッジローンの返済)に100億円相当を充当する予定。残額は、新工場の設備投資資金とし、全国への事業展開を見据え生産能力の増強投資とする
-IPO,PO関係
-PO, ヤマエグループ, 公募, 増資, 株価